京都新聞:49億円放棄に市議会同意 大阪ドームの更生計画
 大阪ドームを所有・運営する大阪市の第三セクター「大阪シティドーム」の会社更生手続きで、市議会は31日、市の債権と出資金計約49億円の放棄を盛り込んだ更生計画案に賛成多数で同意した。

 三セク破たんで大阪市が債権を放棄するのは初めて。関連団体分を含めた市全体の損失は約108億円に上る見通し。

 関淳一市長は「議会の同意で計画が次の手続きに進むことを願っている。高額の財産を棄損し、市民に申し訳ないが、先送りすれば負担はさらに大きくなる」と話した。

 更生計画案は、ドーム社の管財人浦田和栄弁護士が24日に大阪地裁へ提出。6月にもオリックスグループに90億円でドームを売却する予定で、浦田管財人とオリックスは1日、大阪市役所で記者会見する。(共同通信)


朝日新聞:大阪ドーム債権放棄に同意へ 大阪市議会
2006年05月31日

 大阪市の第三セクターが運営する大阪ドームの再建問題で、大阪市議会は31日午後、ドーム施設をオリックスグループに90億円で売却する更生計画案に同意する。市側は20億円の出資金の減資や債権放棄などで計108億円の損失を被るが、ドームを拠点とするオリックスが球場を保有することで運営が安定し、将来の市の追加負担も抑えられるとして、自民、民主、公明の3会派が同意する見通しとなった。

 一方、市の同和対策の医療拠点だった芦原病院に対する138億円の債権放棄については、各会派の間に「原因の究明が不十分だ」との声があり、この日に予定していた再生計画案への同意を求める議案の提案は見送られ、6月6日の本会議最終日に提案される見通しとなった。

 ドームの更生計画案を巡っては、29日の市議会委員会で、市側がドーム社への追加融資で問題解決を先送りしたなどと批判を受けたが、市側が「見通しが甘く、痛恨の極みだ」などと謝罪。関淳一市長が「申し訳なく思っているが、これ以上の先送りと市民負担は避けたい」と説明した。