都市と公共交通 第31号(2006.4.28) 公営交通研究所 pp.59-74 「大阪市営バス事業のあり方と将来展望」奈良県立大学助教授 親納克廣(公共交通研究所理事) より一部引用
大阪交通労働組合・再建60周年記念高野山集会 第2講座・大阪市営バス事業のあり方と将来展望
(中略)
4.公営バス事業と民営バス事業の比較
(中略)
(1) 走行キロあたり費用(2002年度)
大阪市は「大阪市交通事業の概要」を参考に計算し、民営は国土交通省のデータから割り出しています。大阪市の973円は総走行キロの数字なので、民営の実車走行キロのところとは少し違いますが、大阪市は、京阪神ブロック民営の約2倍になります。民営並みの費用であれば、2002年度の大阪市の運行費用は153億円になります。「21世紀大交ビジョンvol.3」の41ページに「バス事業の輸送人員と経営収支の推移」の表がありますが、2002年のところをみると、民営並みの費用であれば、大阪市営だからもらえる補助金なしでも市バスは収支均衡に近いと言えます。
(中略)
最後に、最近の大阪市関連のTV報道をみると、問題点の指摘は納得できますが、その背景や過去の経緯を説明せず、現実だけを問題にしているようです。例えば、バスレーンに監視員がいて、2時間働いただけで700万円もらっているというニュースのように、現実にみえている部分だけを問題にしていることに対しては、もっと反論すべきだと思います。もしそうした反論をTVが取り上げないとしたら、ビラを撒いたり、駅のTVモニターを使ったりして、もっと反論すべきでしょう。
ということを最後に申し上げて私の話を終ります。
ありがとうございました。
(中略)
4.公営バス事業と民営バス事業の比較
(1) 走行キロあたり費用(2002年度)
大阪市 973円(総走行キロ) 大阪市交通事業の概要
京阪神ブロック公営7事業者 859円(実車走行キロ) 日本のバス事業
京阪神ブロック民営11事業者 489円(実車走行キロ) 日本のバス事業者
全国公営 751円(実車走行キロ) 日本のバス事業
大阪市は京阪神ブロック民営の1.8倍程度か。
民営並みの費用であれば、2002年度の大阪市の運行費用は153億円である。
この水準ならば、大阪市固有の補助金なしでも市バスは収支均衡に近い。
(中略)
6.将来展望
公営のままで、運行費用を現在より4割減らせるか。
それが無理ならば民営化が優勢だろう。
たとえば、
札幌市のように、既存の民営事業者に分割して経営を譲渡するのではないか。赤バスは、小規模の低コスト事業者に委託する。
大阪市の労働組合が開催した集会で大学の助教授が講演しているんですね。この助教授は勿論労働組合寄りの方です。なにせ2時間旗振っただけで年収700万円貰えるバスレーン監視員を擁護しているんですからね。この件ではTVで反論したがっていらっしゃるそうです。勝谷さんへ、是非「ムーブ!」に出演させてあげてください(笑)。
では本題。この論文を要約すると、「大阪市バスは人件費が高いためキロあたりのコストが民間のバス会社より高くなっている。それを削減できないようでは民営化に反対できねーだろ。」って話なんですね。バスレーン監視員ですら擁護しようとしているこの助教授ですら、市バスを現状のまま公営維持できないと認めているわけです。市バスの人件費は誰の手に渡っているかは既に指摘しました。労働組合は市バス民営化に反対したいのであれば自らの人件費を削減するよう市に提言なさってください。毎日捏造新聞の低脳記者にタカらずにね(笑)。
公営交通研究所〜大阪交通労働組合
http://www.daiko.or.jp/fureai/koei.html
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