http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20080210-OYT8T00069.htm
「不存在」取り消しへカラ残業問題
大阪市環境局業務日誌
 大阪市のカラ残業をめぐり、市民グループ「見張り番」の情報公開請求に対し、市が不存在と決定した環境局の業務日誌が同局環境事業センターなどに保存されていた問題で、市は決定を取り消す方針を決めた。見張り番は「自治体が不存在の決定を取り消すのは聞いたことがない。情報公開の意識が低すぎ、隠そうとしたとしか思えない」と関係者の処分を求めている。

 見張り番は昨年3〜4月、西北環境事業センターの2001〜06年の業務日誌を情報公開請求したが、「作成の必要がなく、不存在」という決定通知を受けた。しかし今年1月に改めて昨年4月分を情報公開請求したところ、全センターに保存されていたことがわかった。

 市は昨年4月分を公開したが、不存在決定については取り消さなかったため、見張り番が今月4日、取り消しを平松邦夫市長に要求。平松市長は「過去についても作成されていたと思われる」として取り消す方針を決め、徹底調査を同局に指示した。

(2008年2月10日 読売新聞)

条例上公文書を棄てたら罰則が科されますが、文書を作成しなかったり見つけられなかったりしたところで刑事罰は無いんですね。平松市長はまず条例改正を発案しなきゃならないのに「カラ残業した職員を匿うために勤務記録を隠した環境局に対して事件の徹底調査を指示する」とはどういう神経しとるねん。罰則を科すには議会の同意を取り付けて条例改正しなければなりませんが、そんなことしなくても平松市長が公約していた「情報公開室」は4月まで待たずに今すぐ作れるはずですよ。市長の裁量でできることです。勤務記録も全職員の複写を住民に自由に閲覧させれば、勤務記録を提出しない職員くらい直ぐわかることでしょうが。信頼できるはずのない職員に事件の調査を指示するのは愚策です。中国の餃子工場に毒物の検査させるのと同じくらいにね。

業務日誌は不存在の決定を取り消しへ 大阪市、異例の措置 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080209/lcl0802092008008-n1.htm
業務日誌は不存在の決定を取り消しへ 大阪市、異例の措置
2008.2.9 20:08

このニュースのトピックス:地方自治
 大阪市環境局が市民団体「見張り番」(松浦米子代表世話人)の情報公開請求に対し、当初「存在しない」として非公開決定していた環境事業センターの「業務日誌」が再調査で確認された問題で、市は決定を取り消す方針を固めた。非公開決定を取り消したうえで改めて文書を公開する方向で検討している。自治体が情報公開をめぐって「不存在決定」を取り消すのは珍しい。

 情報公開の対象文書は、見張り番が職員のカラ出勤などについて調べるため昨年4月、情報公開請求した同局西北環境事業センターなど5カ所のごみ収集車の乗務状況を記した平成13〜18年度分の業務日誌。見張り番が昨年3〜4月にかけて請求したが、市が「作成する必要がない書類で、不存在」とし、非公開決定をしていた。

 その後、見張り番は19年4月分の業務日誌の情報公開請求をし、市が再調査したところ、業務日誌の存在を確認。市は「公文書ではなく、私文書で公開請求対象にならない」などとしたが、平松邦夫市長が「業務実態を表す書類で公文書にあたる」と判断し、公開決定をしていた。

 このため、13〜18年度分の業務日誌を「不存在」とした決定が矛盾することになり、市は「決定を取り消さざるを得ない」との判断になったとみられる。